<映画の感想>
この作品は、7000時間を費やして撮影され、海上、海面、海中、深海に生息する生き物が主役です。
海に生息する生物がこんなにも多様でこんなにもすばらしいものとは思いませんでした。
大自然の偉大さが描かれる一方で、弱肉強食という自然界の厳しさも描かれています。水族館では華麗な芸を見せてくれるシャチも自然界ではアシカを襲います。生きていくためには当然のことなのですが、その現実をまざまざと見せつけられます。
ナレーションは意識して少なくしているようで、状況のわからない場面もありますが、その点は観る人の想像力に任されているようです。
また、音楽は三大オーケストラの一つであるベルリン・フィル・ハーモニー管弦楽団が担当しており、映像とマッチしています(水中での効果音は不要な気もしました。)。
何といっても、イワシの見事な集団行動や深海魚ガウシアの放つ青白い光は必見です。
<キーワード>
ホッキョクグマ ペリカンアンコウ アラスティア・フォザーギル
<鑑賞の記録>
05-10