ホームシアターライフ

過去の名画にも挑戦していきます

2023-01-01から1年間の記事一覧

用心棒 日本 1961年 110分 ☆☆

<映画の感想> 対立する2つの集団を一人の侍がかき乱して本格的な抗争にするという話です。 本当などきどきわくわく楽しめるはずなのですが、この作品に構成がよく似た漫画(どらン猫小鉄)を読んでいたせいで、心から楽しむことはできませんでした。 話の…

ALI アリ アメリカ 2001年 157分 ☆☆☆

<映画の感想> モハメド・アリの自伝的作品です。「蝶のように舞い、蜂のように刺す」のフレーズを信じて迫力あるボクシングシーンを期待してました。でも、当然のことですが、演じているのはボクサーではなく俳優ですから、本当のボクシングのように強く殴…

WATARIDORI フランス 2001年 99分 ☆☆☆

<映画の感想>大自然を飛び回る鳥たちの映像に圧倒されました。移動中に降りかかるいろいろな災難を乗り越えて、自分も鳥になったような気分で観ていました。鳥や自然に興味のない人にとっては単調で退屈な作品だと思いますが、観る価値はあると思います。 …

リトル・マーメイド 洋画 2023年 135分 ☆☆☆☆

<映画の感想> リトル・マーメイドは、ディズニーシーのマーメイドラグーンやアンダーザシーの音楽が好きでしたが、オリジナルのアニメは観たことがありませんでした。 事前知識があまりなかったこともあってか、ストーリーが新鮮で、音楽も魅力的な上に迫…

座頭市 邦画 2003年 115分 ☆☆☆

<映画の感想>これまで観た映画の中でも本作のような音の使い方はありませんでした。 あのリズムのある音は撮影後に付けたそうですが、とても面白かったです。 ストーリーもしっかりしていて楽しめました。 <キーワード>ビートたけし 浅野忠信 北野武 <…

名もなきアフリカの地で 独画 2001年 141分 ☆☆☆

<映画の感想>ユダヤ人の家族が、ナチスの迫害から逃れるためにアフリカに渡ります。 ドイツでは弁護士として活動していた夫も、アフリカの農場ではただの人であり、また妻はなかなかアフリカでの生活に馴染めません。 このような状況で英国の敵性外国人で…

ラストサムライ 洋画 2003年 154分 ☆☆☆☆

<映画の感想>2003年の興行収入トップだけのものはあります。非常に楽しめました。 この作品は、緻密な時代考証をした邦画ではなく、あくまで洋画のフィクションということを踏まえた上で観る方が、もやもやしなくてよいと思います。 <キーワード>トム・…

ALWAYS 三丁目の夕日 邦画 2005年 133分 ☆☆☆☆☆

<映画の感想>はっきり言って、最高です。 笑いあり泣きあり東京タワーありと邦画のよさがよくわかります。 CGも「スパイゾルゲ」のようにわざとらしくなく、しっかりと調和しています。 吉岡秀隆も「半落ち」の裁判官役で見たときはいまいちだなあ、と思っ…

モリー先生との火曜日 洋画 1999年 90分 ☆☆☆☆

<映画の感想>大学時代の恩師がALSに侵され、日々衰弱していくなかで、忙しい生活を送っていた教え子が恩師によって変わっていくという作品です。 テーマは生、死、愛、依存など普段は正面から論じにくいものを扱っており、とてもためになります。 人生観が…

Ray/レイ 洋画 2004年 152分 ☆☆☆

<映画の感想> レイ・チャールズの生涯を描いた作品です。 偉大なアーティストの成功物語を素晴らしい音楽とともに聞かせてくれる娯楽映画だとばかり思っていましたが、実際にはハンディキャップやドラッグなどの重いテーマが多く、深い作品でした。 レイ・…

レインメーカー 洋画 1997年 135分 ☆☆☆☆

<映画の感想> 法廷ものでは他の追随を許さないジョン・グリシャムの作品です。 法廷シーンは長いですが、だらだらしていないので、長いという印象はまったくありません。 取り上げられているテーマはいくつかあり、それらが同時進行で進んでいきます。派手…

13階段 邦画 2003年 122分 ☆☆☆

<映画の感想> この作品のテーマは死刑です。 洋画では『デッドマン・ウォーキング』、『ライフ・オブ・デビット・ゲイル』のように死刑をメインテーマにした作品は多いですが、邦画ではあまりありませんね。 日本の刑務所事情や死刑執行の方法など普段はわ…

告発の行方 洋画 1988年 110分 ☆☆☆

<映画の感想> バーで起きた不同意性交(これまでの強制性交、強姦)事件について被害者、検察官、被疑者、弁護士、目撃証人がそれぞれの立場で自己の利益のために行動します。 司法取引、陪審制度など日本とは違うところもありますが、日本でも起こりうる…

顔のないヒトラーたち 洋画 2015年 123分 ☆☆☆☆

<映画の感想>第二次世界大戦中にアウシュビッツ強制収容所で行われたことについて、検察官と新聞記者が真実を追い求めていくストーリーです。 冒頭に基本法2条2項の話が出てきました。 基本法とは、ドイツの憲法にあたるドイツ連邦共和国基本法のことで、2…

「ちいかわ」のためにPrime Videoを観られるようにしました。

youtubeで「ちいかわ」を見て、そのかわいさにはまった筆者は、これまでに放送された「ちいかわ」も見たくなり、アマゾンプライムに登録しました。 また、映画館で観るつもりでしたが、評判がいまいちだったため、映画館で観るのを見送った「レジェンド&バ…

銀河鉄道の父 邦画 2023年 128分 ☆☆☆☆

この記事にはネタバレが含まれていますので、ネタバレなしで映画を観たい方は、映画を観た後にこの記事を見ることをおすすめします。 <映画の感想>この映画は、「銀河鉄道の夜」を書いた宮沢賢治の父の話で、直木賞を受賞した原作を映画化したものです。 …

ホームシアタープロジェクター EPSON dreamio EH-LS500Bの紹介

ホームシアターと言えば、プロジェクターによる大画面が一番重要なところだと思います。 これまでは、ソニーの65インチの液晶テレビ(KD-65X8500A 初期の4Kテレビ)で映画を観ていましたが、やっと念願のプロジェクターを購入することができました。 プロジ…

ブルーレイレコーダー SONY BDZ-FBW2100

この「ホームシアター紹介」のカテゴリーでは、筆者がホームシアターに使っているAV機器を紹介していきます。 初回はブルーレイレコーダーです。 映画をブルーレイディスクで観る時は、このブルーレイレコーダー(SONY BDZ-FBW2100)を使っています。 プロジ…

ウィンストン・チャーチル 洋画 2017年 126分 ☆☆☆☆

<映画の感想> 副題がヒトラーから世界を救った男である通り、ウィンストン・チャーチルの1940年の行動が中心に描かれています。 イギリスを含む連合国が最終的に勝利したことは誰もが知っていますが、1940年の時点では、イギリスが譲歩し、ドイツと和平を…

アカデミー賞記録事典 2013年

アカデミー賞受賞作品をまとめた本が欲しくなり、探してみたところ、見つかったのが、2013年に発売されたアカデミー賞記録事典でした。 受賞作品のデータはもちろんのこと、当時の時代背景やアカデミー賞授賞式の模様が記載されていて、映画好きにはたまらな…

トップガン 洋画 1986年 110分 ☆☆☆

<映画の感想> トップガンマーヴェリックを見て、前作も観たいと思っていたところ、アマゾンプライムビデオのおすすめ作品のところにトップガンが出ていて、急いで観ました。 1986年の作品ということで、画質はマーヴェリックよりも良くないですが、マーヴ…

トップガン マーヴェリック 洋画 2022年 131分 ☆☆☆☆

<映画の感想> ツタヤの会員証の有効期限が迫っており、年会費220円と引き換えに1本レンタルできることから、何かよい作品はないかと探していたところ、トップガン マーヴェリックのブルーレイ版があったので、迷わず手に取りました。 君の名はと同じように…

キネマ旬報ベスト・テン 95回全史 2022年

「死ぬまでに観たい映画1001本」は、外国で発売された本の日本語訳版であり、映画の選択は外国人が行っていると考えれらますが、この本は、日本の選考委員が日本映画と外国映画に分けて点数を付け、合計点の高い順にランキングしたものであり、身近な映画の…

死ぬまでに観たい映画1001本 2022年

アマゾンプライムなどのネット配信では、どれだけ時間があっても見切れないほどの映画が配信されています。 どの作品を観るかは、基本的にタイトル、出演者、あらすじなどから興味のあるものを観るようにしていますが、本で紹介されている作品を参考に選択す…

君の名は 邦画 2016年 107分 ☆☆☆☆☆

<映画の感想> 1回目は映画館、2回目はWOWOWで観て、今回が3回目の鑑賞です。 アマゾンプライムでタブレットにダウンロードして観ました。 先日映画館ですずめの戸締りを観ていたため、久しぶりに名作を観たくなったのです。 映画館やテレビに比べ、タブレ…

「ピピのホームシアター」開設

(2023.4.14更新) ブログのタイトルを「ピピのホームシアター」から「ホームシアターライフ」に変更しました。 私は、高校生の頃に観た映画の影響を受け、大学の学部を選択しました。 大学入学後から幅広く映画を観はじめ、これまでにタイトルを記録してい…

ビッグアイズ 洋画 2014年 106分 ☆☆☆

<映画の感想> 大きな目が印象的な絵画に関する実話を元にした作品です。 シングルマザーの弱みにつけこんだ画家志望の夫と夫に利用される妻の関係が、時間の経過とともに変化していくところに面白さがあると思いました。 法廷のシーンは、実際よりもかなり…